Logicool G「YETI 2」徹底解説|声の位置を追いかけて自動調整するUSBマイクは初代Yetiと何が違う?

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Logicool G YETI 2のアイキャッチ画像

実況で盛り上がって身を乗り出したら声が割れた。椅子にもたれたら急に声が遠くなった。配信を見返して、マイクとの距離で声の大きさがばらついていることに気づいた経験はないでしょうか。

Logicool Gの「YETI 2」は、こうした悩みを本体側で解決しようとするUSBマイクです。2009年に登場した定番マイク「Blue Yeti」の後継で、ボイス近接センサーが話す人の位置を3Dで捉え、ゲイン(入力の大きさ)、EQ(音質)、指向性をリアルタイムで自動調整します。AIノイズリダクションと、1.3インチのカラーディスプレイも新たに搭載しました。

2026年10月15日に発売され、ロジクール公式オンラインストアの価格は税込28,930円です。この記事では、初代Blue Yetiとの違い、Razer Seiren V3 Chroma 32-Bit DSPとの比較、購入前の注意点をまとめます。

結論:YETI 2はこんな人向け

  • 向く人:動きながら話すゲーム実況者や配信者。マイクの設定に時間をかけず、声の大きさを安定させたい人。1本で1人の配信から複数人の収録までこなしたい人
  • 向かない人:PS5などゲーム機に直接つなぎたい人。XLR接続で使いたい人。軽いマイクをブームアームに付けたい人
  • 最大の強み:ボイス近接センサーで、話す位置が変わってもゲイン・EQ・指向性を自動で合わせてくれる。7種類の指向性で用途も広い
  • 最大の注意点:対応環境はWindowsとmacOSのみ。重さは995gあり、すべての機能を使うにはG HUBが必要
目次

🔥 動いても、叫んでも、声の大きさがそろう

試合の山場で前のめりになっても、休憩中に背もたれに寄りかかっても、YETI 2は声の位置を追いかけて入力を合わせ直します。キーボードの打鍵音やPCのファンの音はAIノイズリダクションで抑え、正面のディスプレイでは音量や設定をひと目で確認できます。挿してすぐ自動モードで起動するので、配信を始めるまでの準備もほとんどかかりません。

迷ったら:PCで実況や配信をするなら、本機は有力な1台です。1人で話すだけで価格を抑えたいならRazer Seiren V3 Chroma 32-Bit DSP(Amazonで価格を見る)、PS5に直接つなぎたいなら初代Blue Yeti(Amazonで価格を見る)を選びましょう。

ℹ️ 本記事は、ロジクールの公式製品ページ、公式プレスリリース、公式サポートの仕様ページなどをもとにした仕様ベースの解説記事です(価格・在庫は2026年10月18日時点)。

📦 YETI 2の概要と発売情報

本機は、ロジクールGのYetiシリーズのUSBコンデンサーマイクです。2026年9月24日に発表され、10月15日に発売されました。初代Blue Yetiから17年ぶりの後継モデルにあたり、カラーはブラックとホワイトの2色です。保証期間は2年です。

⚠️ 販売状況(2026年10月18日時点)

  • ロジクール公式オンラインストア:28,930円
  • Amazon.co.jp:ブラック・ホワイトとも26,300円(販売・出荷:Amazon.co.jp)
  • 楽天市場・Yahoo!ショッピング:ロジクール公式ストアが出品

📋 YETI 2の主なスペック

項目 内容
型番 G-YETI-2-BK(ブラック)/G-YETI-2-WH(ホワイト)
カプセル 3基(新設計のカプセルアレイ)
指向性 オート、スーパーカーディオイド、カーディオイド、双指向性、無指向性、ステレオ、カスタム
サンプリング 24bit/48kHz
周波数特性 20Hz〜20kHz
感度・S/N比 -6dBFS @ 94dBSPL・77dB以上
最大音圧レベル 129dBSPL(THD 10%)
自動調整・音声処理 ボイス近接センサー、AIノイズリダクション、Blue VO!CE(設定を本体に保存可能)
ディスプレイ 1.3インチ カラー
ヘッドホン出力 あり(15mW・32Ω)
接続 USB Type-C(着脱式ケーブル)
取り付け 5/8インチ-27ネジ(ブームアーム対応)、デスクトップスタンド付属
サイズ・重量 高さ288.97×幅110×奥行き125.26mm・995g
対応OS Windows、macOS(一部機能にG HUBが必要)
価格 税込28,930円(ロジクール公式オンラインストア)

数値はロジクール公式製品ページ、公式プレスリリース、公式サポートの仕様ページの記載です。ディスプレイのサイズは、Techno Edgeの発表記事によります。

YETI 2の各部を示した公式画像。3つのカプセル、ボイス近接センサー、1.3インチディスプレイ、タッチミュートの位置

🎯 注目ポイント① ボイス近接センサーが、話す位置に合わせて自動調整

マイクに近づけば声が大きくなり、離れれば小さくなる。これまでのマイクでは、配信中に動くたびにゲインを手で直すか、動かないように気をつけるしかありませんでした。YETI 2の一番の特徴は、この調整をマイク自身が行うことです。

たとえば、こんな場面で効きます。

  • ボス戦で思わず前のめりになって叫んでも、入力が自動で下がり、音割れを起こしにくい。
  • 雑談パートで背もたれに寄りかかっても、声が急に遠くならない。
  • 配信中に、ソフトやミキサーのゲインつまみを触る回数を減らせる。

マイクの位置や姿勢を気にせず、ゲームと話すことに集中できる。それがYETI 2で一番変わる部分です。

本体のボイス近接センサーが話す人の位置を3Dで捉え、ゲイン、EQ、指向性をリアルタイムで調整します。検知は1秒間に4万8,000回です(メーカー発表)。ロジクールは、近接センサーとAIノイズ除去を組み合わせたマイクはこれが初めてだとしています(Techno Edgeの発表記事より)。

YETI 2のボイス近接センサーによる自動調整を示した公式画像

海外のレビュー(Basic Tutorials)では、身を乗り出したり背もたれに寄りかかったりしても音量が安定していた一方、急に大きな声を出したときなど、急激な変化では自動調整がわずかに聞き取れることがあったとしています。動きながら話す実況では頼りになる機能ですが、完全に意識しなくてよいわけではありません。

Logitech G公式YouTubeの紹介動画(英語)。AIノイズ除去や近接トラッキングの仕組みが紹介されています。

🎙️ 注目ポイント② 7種類の指向性で、1人の配信から複数人の収録まで

1人で実況する日もあれば、友人と向かい合ってラジオ風に話す日もある。用途によって、マイクに求められる音の拾い方は変わります。本機は3基のカプセルを使い、7種類の指向性を選べます。

  • スーパーカーディオイド・カーディオイド:正面の声を中心に拾う。1人の実況や配信向け
  • 双指向性:前後の音を拾う。向かい合っての対談向け
  • 無指向性:周囲の音をまんべんなく拾う。複数人の会話向け
  • ステレオ:左右の広がりを記録する。楽器や環境音の収録向け
  • オート・カスタム:G HUBで自動選択や細かい調整ができる

初代Blue Yetiの4種類に、スーパーカーディオイドとオートなどが加わりました。スーパーカーディオイドはカーディオイドより正面以外の音を拾いにくい特性で、キーボードの音が気になるゲーム実況では選択肢になります。

🔇 注目ポイント③ AIノイズリダクションとBlue VO!CEを本体で

防音していない部屋で配信すると、キーボードのカチャカチャ音やマウスのクリック音、PCのファンの音まで乗ってしまいます。本機はAIノイズリダクションで、こうした背景のノイズを抑えます。

YETI 2のAIノイズリダクションで環境音を抑えることを示した公式画像

声を整える音声処理「Blue VO!CE」も搭載しています。専用ソフトで作った設定はマイク本体に保存できるので、ソフトを起動していなくても、配信や通話で同じ声の設定を使えます。本体には5つのプリセットがあり、ダイヤルで切り替えられます。

🖥️ 注目ポイント④ 1.3インチディスプレイで、音量と設定がひと目でわかる

配信を始めてから「ミュートのままだった」「ゲインが上がりすぎていた」と気づくのは避けたいところです。本機は正面に1.3インチのカラーディスプレイを備え、音声レベルや設定を表示します。

YETI 2の高解像度ディスプレイの公式画像。音声レベルや設定とYetiキャラクターを表示

ディスプレイには、声の状態に合わせて表情が変わるYetiのキャラクターも表示されます。Techno Edgeの発表記事によると、ミュート中は眠った表情に、音が割れているときは困った表情になり、G HUBで好きな画像に変えることもできます。ミュートは本体のタッチ操作で行えます。ヘッドホン出力も備えています。

⚠️ 購入前に確認したい注意点

対応環境はWindowsとmacOSのみ

メーカーが案内している対応環境はWindowsとmacOSで、PS5などのゲーム機は記載されていません。初代Blue Yetiは、Amazonの商品説明でPS5・PS4で使えると案内されています。ゲーム機に直接つないで使いたい人は、この違いに注意してください。

重さは995g

本体の重さは995gです。初代Blue Yetiのマイク本体(550g)より重くなっています(Techno Edgeの発表記事より)。ブームアームに取り付ける場合は、アームの耐荷重を確認しておきましょう。

すべての機能を使うにはG HUBが必要

挿すだけで自動モードで使えますが、指向性の細かい設定、プリセットの編集、キャラクターの変更などにはG HUBが必要です。

XLR接続には非対応

接続はUSBのみで、オーディオインターフェースにXLRでつなぐことはできません。将来XLR環境に移行したい人は、SHURE MV7+(Amazonで価格を見る)のように、USBとXLRの両方に対応したマイクも検討しましょう。

🆚 初代Blue Yeti・Razer Seiren V3 Chroma 32-Bit DSPと比較

項目 YETI 2 初代Blue Yeti Seiren V3 Chroma 32-Bit DSP
Amazon価格(10/18) 26,300円 22,418円 21,980円
カプセル 3基 3基 16mm×1
指向性 7種類(オート含む) 4種類 スーパーカーディオイド
サンプリング 24bit/48kHz 16bit/48kHz 最大32bit/96kHz
最大音圧レベル 129dB 120dB 120dB
自動調整 ボイス近接センサーでゲイン・EQ・指向性 なし 自動EQ・コンプレッサー・リミッター
AIノイズ処理 あり なし あり
ディスプレイ 1.3インチ カラー なし なし(RGBライティング)
対応ゲーム機(メーカー記載) 記載なし PS5・PS4(Amazonの商品説明) 記載なし
保証 2年 2年 最長1年

初代Blue Yetiの数値はTechno Edgeの発表記事とAmazonの商品説明、Seiren V3 Chroma 32-Bit DSPの数値はGamingbeyaのSeiren V3 Chroma 32-Bit DSPの記事で確認した公式情報によります。Amazon価格はいずれも販売・出荷がAmazon.co.jpのものです。

結局どれを選ぶか

用途別のおすすめ

迷ったら、PCで実況や配信をするならYETI 2を選びましょう。声の位置に合わせた自動調整と7種類の指向性は、ほかの2機種にはない組み合わせです。

価格差に見合うか

10月18日時点のAmazonでは、本機が26,300円、初代Blue Yetiが22,418円で、差は3,882円でした(Gamingbeyaの計算値)。この差で手に入るのは、ボイス近接センサーによる自動調整、AIノイズリダクション、24bit録音、7種類の指向性、ディスプレイです。

配信中にゲインを触りたくない人や、防音していない部屋で使う人には、払う価値の大きい差です。マイクの前で姿勢を崩さずに話せて、PS5に直接つなぎたいなら、初代Blue Yetiでも十分です。

📝 メリット・デメリットのまとめ

メリット
  • ✅話す位置に合わせて、ゲイン・EQ・指向性を自動調整
  • ✅AIノイズリダクションで打鍵音やファンの音を抑えられる
  • ✅7種類の指向性で、1人の配信から複数人の収録まで対応
  • ✅1.3インチディスプレイで音量と設定がひと目でわかる
  • ✅Blue VO!CEの設定を本体に保存できる
デメリット・注意点
  • ⚠️対応環境はWindowsとmacOSのみ
  • ⚠️重さは995gで、ブームアームの耐荷重に注意
  • ⚠️すべての機能を使うにはG HUBが必要
  • ⚠️XLR接続には非対応

👤 YETI 2をおすすめできる人・見送った方がいい人

おすすめできる人
  • ✅ゲーム実況で、身を乗り出したり離れたりしながら話す
  • ✅配信中にゲインやノイズの設定を触りたくない
  • ✅防音していない部屋で、打鍵音やファンの音を抑えたい
  • ✅1人の配信も、友人との収録も1本で済ませたい
見送った方がいい人

❓ よくある質問

Q. 発売日と価格は?

2026年10月15日に発売されました。ロジクール公式オンラインストアの価格は税込28,930円です。10月18日時点のAmazon.co.jpでは、ブラック・ホワイトとも26,300円でした。

Q. 初代Blue Yetiとの違いは?

ボイス近接センサーによるゲイン・EQ・指向性の自動調整、AIノイズリダクション、1.3インチディスプレイが加わりました。録音は16bitから24bitに、最大音圧レベルは120dBから129dBに上がり、指向性はスーパーカーディオイドやオートを含む7種類になりました。

Q. PS5で使えますか?

対応環境はWindowsとmacOSで、PS5は記載されていません。ゲーム機に直接つなぐ予定がある人は、ゲーム機対応が明記された製品を選ぶのが確実です。

Q. ソフトなしでも使えますか?

USB-Cでつなぐと自動モードで起動し、そのまま使えます。Blue VO!CEの設定は本体に保存できます。指向性の細かい設定やプリセットの編集などにはG HUBが必要です。

Q. ブームアームに取り付けられますか?

底部は5/8インチ-27のネジで、ブームアームに取り付けられます。重さは995gあるので、アームの耐荷重を確認してください。

✅ まとめ:声の位置を追いかけて、自動で整えてくれる新世代のYeti

YETI 2は、ボイス近接センサーで話す位置を捉え、ゲイン・EQ・指向性を自動で合わせるUSBマイクです。AIノイズリダクション、24bit録音、7種類の指向性、1.3インチディスプレイまでそろい、初代Blue Yetiから大きく進化しました。

対応環境はPCとMacで、重さは995gあります。ゲーム機に直接つなぐ人や、軽いマイクを探している人はほかのモデルも比べてみてください。

PCでゲーム実況や配信をしていて、声の大きさや雑音に悩んできた人なら、YETI 2は買って損のない1本です。

🛒 Logicool G YETI 2

ボイス近接センサーでゲイン・EQ・指向性を自動調整し、AIノイズリダクションで背景の雑音を抑えるUSBマイク。7種類の指向性、24bit/48kHz録音、1.3インチディスプレイを搭載。

ホワイトを選ぶなら

※2026年10月18日時点で、Amazon.co.jp(販売・出荷:Amazon.co.jp)の価格はブラック・ホワイトとも26,300円でした。楽天市場・Yahoo!ショッピングのリンク先はロジクール公式ストアの商品ページで、カラーを選べます。価格は変動するため、購入前に各販売ページでご確認ください。

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