Logicool G「PRO X3 LIGHTSPEED」徹底解説|全帯域マイクと70時間バッテリーのヘッドセットはPRO X 2と何が違う?

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Logicool G PRO X3 LIGHTSPEEDのアイキャッチ画像

ボイスチャットで「声がこもって聞き取りにくい」と言われる。長時間プレイの途中でヘッドセットの充電が切れる。耳まわりが蒸れて、試合の合間に何度も外してしまう。ゲーミングヘッドセットへの不満は、音そのものより、こうした小さなストレスから積み重なっていきます。

Logicool Gの「PRO X3 LIGHTSPEED」は、プロ向けワイヤレスヘッドセット「PRO X 2 LIGHTSPEED」の後継モデルです。50mmのグラフェンドライバーはそのままに、マイクを48kHz対応の全帯域マイクへ刷新し、バッテリーは最大70時間に延びました。イコライザーは5バンドから10バンドになり、7.1ch DTS Headphone:X 2.0にも対応しています。

2026年10月15日に発売され、ロジクール公式オンラインストアの価格は税込40,480円です。この記事では、本機の仕様を公式情報から整理し、PRO X 2 LIGHTSPEEDとの違い、Razer BlackShark V3 Proとの比較、購入前の注意点をまとめます。

結論:PRO X3 LIGHTSPEEDはこんな人向け

  • 向く人:ボイスチャットの声の聞こえ方にこだわりたい人。充電の回数を減らしたい人。EQで足音などを細かく作り込みたいFPSプレイヤー
  • 向かない人:アクティブノイズキャンセリング(ANC)がほしい人。ゲームとスマホの音を同時に聞きたい人。PRO X 2に不満がない人
  • 最大の強み:48kHz対応の全帯域マイク、最大70時間のバッテリー、10バンドEQを、定評あるPRO Xシリーズの形で使える
  • 最大の注意点:ANCはなく、LIGHTSPEEDとBluetoothの同時接続にも非対応。PRO X 2との実売差は約1万円
目次

🔥 「聞く」も「伝える」も、ワンランク上へ

足音の方向を聞き分けたいときは10バンドEQで帯域を細かく持ち上げ、報告を入れるときは48kHzの全帯域マイクで自分の声をクリアに届ける。PRO X3 LIGHTSPEEDは、ゲームの音を聞く側と、チームに声を伝える側の両方を底上げしたヘッドセットです。最大70時間のバッテリーなら、毎日3時間遊んでも計算上は3週間ほど充電せずに使えます。

迷ったら:これからPCやPS5用のワイヤレスヘッドセットを選ぶなら、本機は有力な1台です。ANCがほしいならBlackShark V3 Pro、予算を抑えたいなら値下がりしたPRO X 2(Amazonで価格を見る)を選びましょう。

ℹ️ 本記事は、ロジクールの公式製品ページ、PC Watchの発表記事などをもとにした仕様ベースの解説記事です(価格・在庫は2026年10月17日時点)。

📦 PRO X3 LIGHTSPEEDの概要と発売情報

本機は、2023年7月に発売されたPRO X 2 LIGHTSPEEDの後継にあたるワイヤレスゲーミングヘッドセットです。2026年9月24日に、マウスのPRO X3 SUPERSTRIKEなどと同時に発表され、10月15日に発売されました。カラーはブラック、ホワイト、ピンクの3色です。

接続方法は、付属レシーバーを使うLIGHTSPEEDワイヤレス、Bluetooth 5.3、3.5mmケーブルの3通りです。公式の対応環境には、LIGHTSPEEDでWindows・macOS・PlayStation 5、BluetoothでBluetooth 5.0以上の機器が挙げられています。

⚠️ 販売状況(2026年10月17日時点)

  • ロジクール公式オンラインストア:40,480円(2年保証モデルのみ取り扱い)
  • Amazon.co.jp:3色とも36,800円(販売・出荷:Amazon.co.jp、2年保証モデル)。ピンクは発送まで2〜5週間の表示
  • 楽天市場・Yahoo!ショッピング:ロジクール公式ストアが出品

📋 PRO X3 LIGHTSPEEDの主なスペック

項目 内容
型番 G-PHS-006WLBK(ブラック)/-WH(ホワイト)/-PK(ピンク)※2年保証モデル
ドライバー 50mm PRO-G GRAPHENE(20Hz〜20kHz、38Ω、87.8dB)
オーディオ 24bit/48kHz、7.1ch DTS Headphone:X 2.0
マイク 着脱式・無指向性、16bit/48kHz、75Hz〜20kHz
イコライザー 10バンド(パラメトリックEQ)
接続 LIGHTSPEEDワイヤレス、Bluetooth 5.3、3.5mm有線
通信範囲 最長30m
バッテリー 最大70時間
重量 356g
素材 アルミニウム、PU、ポリエステル、プラスチック
対応環境 Windows・macOS・PS5(LIGHTSPEED)、Bluetooth 5.0以上の機器
付属品 低反発ベロアイヤーパッド、LIGHTSPEEDレシーバー(3.5mmポート付き)、着脱式マイク、USB A-Cケーブル、3.5mmケーブル、収納バッグ
価格 税込40,480円(ロジクール公式オンラインストア)

数値はロジクール公式製品ページの記載です。オーディオの24bit/48kHzとDTS Headphone:X 2.0はPC Watchの発表記事によります。

🎙️ 注目ポイント① 48kHz対応の全帯域マイクで、声がクリアに届く

報告を入れたのに「今なんて?」と聞き返される。ヘッドセットのマイクは、自分では音質を確かめにくい部分です。本機で一番大きく変わったのがこのマイクです。

PRO X 2のマイクは単一指向性で、周波数特性は100Hz〜10kHzでした。本機は無指向性の全帯域マイクになり、周波数特性は75Hz〜20kHz、サンプリングは16bit/48kHzに広がりました。低い声の太さや、子音の細かな響きまで拾える範囲が広がったので、ボイスチャットや配信で声の聞こえ方を重視する人にはうれしい変更です。

PRO X3 LIGHTSPEEDの着脱式マイク。16bit/48kHz対応の全帯域マイクを示した公式画像

G HUBのマイク音声調整機能「BLUE VO!CE」にも対応し、ノイズの低減や声のEQを設定できます。なお、無指向性マイクは周囲の音も拾いやすい方式なので、キーボードの打鍵音や生活音が気になる環境では、BLUE VO!CEで調整しながら使うのがおすすめです。

🔋 注目ポイント② バッテリー最大70時間と、3通りの接続

週末にまとめて遊ぼうとしたら、ヘッドセットの電池が残り少ない。ワイヤレスヘッドセットで避けたいのがこの状況です。本機のバッテリーは最大70時間で、PRO X 2の最大50時間から20時間延びました。毎日3時間遊んでも、計算上は3週間ほど充電せずに使える長さです(Gamingbeyaの計算値。使用条件で変わります)。

PRO X3 LIGHTSPEEDのバッテリーと、LIGHTSPEED・Bluetooth・3.5mm有線の3通りの接続を示した公式画像

接続は、低遅延のLIGHTSPEEDワイヤレスをPCやPS5で使い、スマホやタブレットとはBluetoothでつなぐ、という使い分けができます。バッテリーが切れたときや、コントローラーに直接つなぎたいときは3.5mmケーブルで有線接続も可能です。

🎧 注目ポイント③ 10バンドEQとDTS Headphone:X 2.0で音を作り込める

足音をもう少し目立たせたい、爆発音の低音は抑えたい。ゲームごとに聞きたい音は違います。本機のイコライザーは、PRO X 2の5バンドから10バンドに増え、狙った帯域をより細かく持ち上げたり下げたりできるようになりました。

PRO X3 LIGHTSPEEDの50mm PRO-Gグラフェンドライバーの構造を示した公式画像

ドライバーは、PRO X 2と同じ50mmのPRO-G GRAPHENEドライバーです。軽くて硬いグラフェンを振動板に使い、歪みを抑えて音の位置や距離をつかみやすくする設計で、オーディオは24bit/48kHzに対応しています。立体音響は7.1ch DTS Headphone:X 2.0に対応し、音の方向や距離を把握しやすくするとしています。EQなどの設定はPCのG HUBで行い、公式の対応環境ではロジクールG Mobileアプリにも触れられています。

🪖 注目ポイント④ 通気性を高めたヘッドバンドと2種類のイヤーパッド

長時間のプレイで頭や耳が蒸れると、集中力が途切れます。本機は、ヘッドバンドに細かな穴を開けるパンチング加工を施し、通気性を高めました。

PRO X3 LIGHTSPEEDのパンチング加工を施したヘッドバンドを示した公式画像

イヤーパッドは、本体に付いている合成皮革のパッドに加えて、低反発のベロアパッドが付属します(GAME Watchのレビューと公式のパッケージ内容より)。合成皮革は外の音を遮りやすく、ベロアは蒸れにくいのが一般的な特徴なので、季節や遊ぶ時間に合わせて付け替えられます。重量は356gで、PRO X 2(345g)より11g重くなっています。

⚠️ 購入前に確認したい注意点

ANC(アクティブノイズキャンセリング)はない

本機にANCは搭載されていません。同じ価格帯のRazer BlackShark V3 ProなどはANCを搭載しているので、周りの騒音を消したい人はそちらが候補になります。

LIGHTSPEEDとBluetoothは同時に使えない

海外レビュー(Tom’s Guide)によると、LIGHTSPEEDとBluetoothの音を同時に聞くことはできず、切り替えて使う仕様です。ゲームをしながらスマホの通話や音楽を聞きたい人は注意してください。

マイクのミュート状態はランプで確認できない

GAME Watchのレビューによると、マイクにはミュートを知らせるLEDがなく、ミュートの状態はボタンの位置で確かめる必要があります。

型番の末尾で保証期間が違う

ブラックとホワイトには、2年保証のモデルのほかに、末尾に「d」「da」が付く1年保証のモデルがあります。カラーと保証期間以外の機能は同じです。10月17日時点のAmazonでは、2年保証モデルと1年保証モデルが同じ36,800円だったので、2年保証モデルを選ぶのがおすすめです。

🆚 PRO X 2 LIGHTSPEED・Razer BlackShark V3 Proと比較

項目 PRO X3 LIGHTSPEED PRO X 2 LIGHTSPEED Razer BlackShark V3 Pro
価格 40,480円(公式ストア) 35,750円(公式ストア) 40,780円(e☆イヤホン)
Amazon価格(10/17) 36,800円 26,664円 ―
発売日 2026年10月15日 2023年7月20日 ―
ドライバー 50mm グラフェン 50mm グラフェン 50mm TriForce(第2世代)
マイク 無指向性、75Hz〜20kHz、48kHz 単一指向性、100Hz〜10kHz 単一指向性、全帯域
EQ 10バンド 5バンド ―
ANC なし なし あり(ハイブリッド)
接続 LIGHTSPEED、Bluetooth、3.5mm LIGHTSPEED、Bluetooth、3.5mm 2.4GHz、Bluetooth、USB、3.5mm
2.4GHzとBluetoothの同時使用 不可 ― 可
バッテリー 最大70時間 最大50時間 最大70時間(2.4GHz接続時)
重量 356g 345g 367g

PRO X 2の数値はロジクール公式製品ページ、発売日とEQはGAME Watchのレビュー、BlackShark V3 Proの数値は販売店(e☆イヤホン)の商品ページによるものです。「―」は確認できなかった項目です。Amazon価格はいずれも2年保証モデル(販売・出荷:Amazon.co.jp)です。

結局どれを選ぶか

用途別のおすすめ

  • マイク品質とバッテリーを重視し、EQで音を作り込みたい:PRO X3 LIGHTSPEED
  • PRO Xシリーズの音を、できるだけ安く手に入れたい:PRO X 2 LIGHTSPEED(Amazonで価格を見る)
  • ANCで周りの騒音を消したい、ゲームとスマホの音を同時に聞きたい:Razer BlackShark V3 Pro

迷ったら、ボイスチャットをよく使う人はPRO X3 LIGHTSPEEDを選びましょう。ドライバーが同じなので、ゲームの音だけで比べるとPRO X 2との差は大きくありません。差が出るのは、マイク、バッテリー、EQの細かさです。

価格差に見合うか

10月17日時点のAmazonでは、本機(2年保証モデル)が36,800円、PRO X 2(2年保証モデル)が26,664円で、差は10,136円でした(Gamingbeyaの計算値)。公式ストアの価格で比べると、差は4,730円です。

この差で手に入るのは、全帯域マイク、20時間長いバッテリー、10バンドEQ、通気性を高めたヘッドバンドです。ボイスチャットや配信で声を届ける機会が多い人、充電の手間を減らしたい人には、払う価値のある差です。ゲームの音を聞くことが中心で、マイクにこだわらないなら、PRO X 2で十分という判断もできます。

📝 メリット・デメリットのまとめ

メリット
  • ✅48kHz対応の全帯域マイクで、声をクリアに届けやすい
  • ✅バッテリーは最大70時間で、PRO X 2より20時間長い
  • ✅10バンドEQで音を細かく作り込める
  • ✅LIGHTSPEED・Bluetooth・3.5mmの3通りで接続できる
  • ✅通気性を高めたヘッドバンドと、2種類のイヤーパッド
デメリット・注意点
  • ⚠️ANCはない
  • ⚠️LIGHTSPEEDとBluetoothの同時使用は不可
  • ⚠️ミュートを知らせるLEDがない
  • ⚠️PRO X 2との実売差が約1万円
  • ⚠️型番によって保証が1年になる

👤 PRO X3 LIGHTSPEEDをおすすめできる人・見送った方がいい人

おすすめできる人
  • ✅ボイスチャットや配信で、自分の声の聞こえ方にこだわりたい
  • ✅ワイヤレスヘッドセットの充電回数を減らしたい
  • ✅FPSで足音などの帯域をEQで細かく調整したい
  • ✅PCとPS5の両方で、低遅延のワイヤレスを使いたい
見送った方がいい人
  • ⚠️ANCがほしい、ゲームとスマホを同時に聞きたい(→ Razer BlackShark V3 Pro)
  • ⚠️予算を抑えたい(→ PRO X 2 LIGHTSPEED)
  • ⚠️PRO X 2を使っていて、マイクとバッテリーに不満がない

❓ よくある質問

Q. 発売日と価格は?

2026年10月15日に発売されました。ロジクール公式オンラインストアの価格は税込40,480円です。10月17日時点のAmazon.co.jpでは、3色とも2年保証モデルが36,800円でした。

Q. PRO X 2 LIGHTSPEEDとの違いは?

マイクが単一指向性(100Hz〜10kHz)から48kHz対応の無指向性全帯域マイク(75Hz〜20kHz)に変わり、バッテリーは最大50時間から70時間に延びました。EQは5バンドから10バンドになり、ヘッドバンドには通気性を高めるパンチング加工が施されています。50mmグラフェンドライバーは同じで、重量は345gから356gになりました。

Q. PS5やスマホで使えますか?

公式の対応環境では、LIGHTSPEEDワイヤレスでWindows・macOS・PS5、BluetoothでBluetooth 5.0以上の機器に対応しています。3.5mmケーブルでの有線接続もできます。

Q. ノイズキャンセリングはありますか?

ANC(アクティブノイズキャンセリング)は搭載されていません。マイク側は、G HUBのBLUE VO!CEでノイズの低減などを設定できます。

Q. 1年保証と2年保証のモデルは何が違いますか?

カラーと保証期間以外の機能は同じです。型番の末尾が「BK」「WH」「PK」なら2年保証、「d」「da」が付くモデルは1年保証です。

✅ まとめ:マイクとバッテリーを中心に、PRO Xを正統進化させたヘッドセット

本機は、PRO X 2と同じ50mmグラフェンドライバーをベースに、48kHz対応の全帯域マイク、最大70時間のバッテリー、10バンドEQ、通気性を高めたヘッドバンドを組み合わせたワイヤレスヘッドセットです。ゲームの音を聞くだけでなく、チームに声を届けるところまで底上げしたのが一番の進化です。

ANCはなく、LIGHTSPEEDとBluetoothも同時には使えません。この2点が必要なら、他社のモデルも比べてみてください。

ボイスチャットをよく使い、充電の手間を減らしたいPC・PS5ゲーマーなら、PRO X3 LIGHTSPEEDは買って損のない1台です。

🛒 Logicool G PRO X3 LIGHTSPEED

50mmグラフェンドライバー、48kHz対応の全帯域マイク、10バンドEQ、最大70時間のバッテリーを備えたワイヤレスゲーミングヘッドセット。LIGHTSPEED・Bluetooth・3.5mm有線で、PCやPS5、スマホとつなげます。

ほかのカラーを選ぶなら

※2026年10月17日時点で、Amazon.co.jp(販売・出荷:Amazon.co.jp)の価格は3色とも36,800円(2年保証モデル)でした。ピンクは発送まで2〜5週間の表示です。楽天市場・Yahoo!ショッピングのリンク先はロジクール公式ストアの商品ページで、カラーを選べます。価格は変動するため、購入前に各販売ページでご確認ください。

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