ℹ️ この記事の前提
本記事は、LGの公式サイト・公式プレスリリース(PR TIMES、2026年10月1日)など公開されている情報をもとにした仕様ベースの解説記事です。価格・在庫は2026年10月3日時点の情報です。
LGエレクトロニクスから、リフレッシュレート1000Hzに対応した24.5型ゲーミングモニター「UltraGear AI 25G590B-B」が登場しました。2026年10月1日に一般販売が始まり、LG公式オンラインショップの価格は税込179,000円です。
LGは本機を「NVIDIA G-SYNC対応モニターで世界初のネイティブ1000Hz フルHDモデル」と説明しています。解像度を下げて1000Hzにする方式ではなく、フルHD(1920×1080)のまま1000Hzで表示できることが特長です。
一方で、1000Hzの表示を生かすには、ゲーム側でも1000fps前後を出せるPCが必要です。この記事では、1000Hzで何が変わるのか、540〜600Hz級のモニターとの価格差に見合うのか、買う前に確認したい点を公式仕様から整理します。
結論:25G590B-Bはこんな人向け
- 向く人:VALORANTやCS2、Overwatch 2などの競技FPSを、軽い設定で非常に高いフレームレートで遊べるPCを持っている人。24.5型・フルHDの競技向けサイズで、いま選べる最高のリフレッシュレートがほしい人
- 向かない人:重いゲームを高画質で遊ぶ人(1000fpsに届かない)。WQHDや4K、有機ELの画質を重視する人。価格を抑えたい人
- 最大の強み:フルHDのまま1000Hz。HDMI・DisplayPortのどちらでも1000Hzに対応する
- 最大の注意点:1000Hzを生かせるかはPCとゲーム次第。価格は540〜600Hz級のモニターより高め
📦 25G590B-Bの概要と日本での販売状況
本機は、LGのゲーミングモニター「UltraGear」シリーズの24.5型フルHDモデルです。IPSパネルを採用し、応答速度は1ms(GTG)、HDRはVESA DisplayHDR 400に対応しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | 25G590B-B(JANコード:4989027034419) |
| 価格 | 税込179,000円(LG公式オンラインショップ) |
| 一般販売開始 | 2026年10月1日 |
| 保証 | 3年間(液晶パネル・バックライトを含む)、無輝点保証3年 |
| LG公式ストアの特典 | LG会員がLG公式オンラインショップで購入し、製品登録すると保証を最長5年まで延長 |
⚠️ 販売状況(2026年10月3日時点)
- Amazon.co.jp:販売・出荷が「LG ダイレクトショップ」で179,000円、在庫あり
- LG公式オンラインショップ:179,000円
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング:本体の出品は見つかりませんでした(保護フィルムなどの関連商品のみ)
価格や在庫は日々変わります。購入前に販売ページで確認してください。
📋 25G590B-Bの主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 画面サイズ | 24.5型(16:9) |
| 解像度 | 1920×1080(フルHD) |
| パネル | IPS(アンチグレア) |
| 最大リフレッシュレート | 1000Hz(HDMI・DisplayPortとも48〜1000Hz) |
| 応答速度 | 1ms(GTG、標準値) |
| 輝度 | 400cd/㎡(標準値) |
| コントラスト比 | 1,000:1 |
| 色域 | sRGB 99%、DCI-P3 90% |
| HDR | VESA DisplayHDR 400、HDR10 |
| 可変リフレッシュレート | AMD FreeSync Premium、NVIDIA G-SYNC Compatible |
| 残像低減 | MBR Pro(120/240/480/850/1000Hz) |
| 入力端子 | DisplayPort 2.1(UHBR20)×1、HDMI ×2 |
| その他の端子 | USB Type-C(アップストリーム)、4極ヘッドホンジャック(ヘッドホン出力+マイク入力) |
| スタンド | 高さ135mm、チルト前5°〜後35°、スイベル左右90° |
| VESAマウント | 100×100mm |
| 消費電力 | 28W(オンモード)、外付けACアダプター |
| サイズ・重量 | スタンド装着時:572×376〜511×207mm、5.2kg |
| 付属品 | DisplayPortケーブル(1.8m)、ACアダプター、電源コード(1.5m) |
※HDMIのバージョンは、公式の機能紹介では「HDMI 2.1」と書かれています。
⚡ 注目ポイント① フルHDのままネイティブ1000Hz
リフレッシュレートは、モニターが1秒間に画面を書き換える回数です。1000Hzでは、1回の書き換えの間隔が1msになります。
| リフレッシュレート | 書き換え間隔(計算値) |
|---|---|
| 240Hz | 約4.17ms |
| 360Hz | 約2.78ms |
| 540Hz | 約1.85ms |
| 600Hz | 約1.67ms |
| 1000Hz | 1.00ms |
※いずれもGamingbeyaの計算値(1000÷リフレッシュレート)です。
書き換えの間隔が短いほど、動いている敵や照準の移動が細かいコマで表示されます。ただし、これは「モニターが画面を更新できる回数」の話です。PCからの入力遅延全体が同じだけ短くなるわけではなく、体感の差も人によって変わります。
LGは、解像度をHD(1280×720)に下げて高いリフレッシュレートを出す方式と違い、本機はフルHDのまま1000Hzを実現していると説明しています。他社には、解像度を切り替えて高いリフレッシュレートを出す「デュアルモード」のモニターもあります(後述)。
🖥️ 注目ポイント② 1000Hzを生かすにはPCの性能が必要
1000Hzの効果を最大限に得るには、ゲームのフレームレートも1000fps前後が必要です。LGは公式サイトで、社内で「1000Hz@フルHD」を達成できたゲームとGPUを公開しています。

| 検証GPU | 接続 | 1000Hz@フルHDを達成したタイトル(LG発表) |
|---|---|---|
| AMD Radeon RX 7700 XT | HDMI/DP | Overwatch 2、Far Cry、PUBG: BATTLEGROUNDS、League of Legends、Cyberpunk 2077、Project CARS |
| NVIDIA GeForce RTX 5090 | HDMI/DP | Battlefield、Shadow Warrior、Fortnite、The Witcher 3、Mass Effect、FIFA Online 4 |
LGは、これらが社内の検証環境での結果であり、PCの構成やソフトウェア、ドライバーなどによって変わること、再現を保証するものではないことを明記しています。どの設定で達成したかは書かれていないため、表のタイトルを最高画質で1000fpsで遊べるという意味ではありません。
⚠️ 自分のPCで何fps出ているかを先に確認
いま使っているモニターの環境で、遊ぶゲームが何fps出ているかを確認しておくと判断しやすくなります。普段から300〜500fps程度しか出ていない場合、1000Hzのモニターに替えても、表示されるコマ数はゲームのフレームレート以上には増えません。
🔌 注目ポイント③ HDMI・DisplayPortのどちらでも1000Hz
公式仕様では、HDMIとDisplayPortの両方で48〜1000Hzに対応しています。LGの社内検証でも、HDMIとDisplayPortの両方で1000Hzを達成したとされています。DisplayPortは2.1(UHBR20)に対応し、DisplayPortケーブル(1.8m)が付属します。HDMIケーブルは付属品に含まれていません。

USB Type-Cポートはアップストリーム用です。公式の説明では、モニターのソフトウェアアップデートと、4極ヘッドホンジャックのマイク機能を使うには、PCとUSB Type-Cで接続する必要があります。
🎯 注目ポイント④ MBR Proと競技向けの機能
MBR Pro(Motion Blur Reduction Pro)は、コマとコマの間にバックライトを短く消すことで、動きのブレ(残像)を減らす機能です。公式仕様では、120/240/480/850/1000Hzの各リフレッシュレートで使えます。

⚠️ MBR Proの注意点(公式説明)
- 黒い画面を挟むため、通常の使用ではちらつきを感じることがある。ゲーム以外ではオフが推奨されている
- MBR Proを使っている間は、可変リフレッシュレート(FreeSync/G-SYNC)が無効になる
そのほか、次の機能を備えています(公式説明)。
- DASモード:フレームバッファを通さずに映像を出し、表示の遅れを抑える(自動設定)
- ブラックスタビライザー:暗い部分を明るく表示し、物陰の敵を見つけやすくする
- クロスヘア:画面の中央に照準マークを表示する
- FPSカウンター:フレームレートを画面に表示する
- AI Sound:接続したヘッドホンで、声・効果音・BGMを分けて最適化する
- AI Scene Optimization:画面の内容を認識して、表示を自動で調整する
🔍 画質・パネル・スタンドの注意点
パネルはIPS、輝度400cd/㎡
パネルはIPSで、色域はsRGB 99%、DCI-P3 90%です。HDRはVESA DisplayHDR 400の認証で、輝度は400cd/㎡(標準値)、コントラスト比は1,000:1です。黒の締まりやHDRの明るさを重視する人には、有機ELのモニターのほうが向いています。実際の画質や残像の見え方は、実機未検証のため判断していません。
スタンドは高さ・チルト・スイベルに対応
スタンドは高さ135mm、チルト前5°〜後35°、スイベル左右90°の調整に対応しています。スタンド込みの重さは5.2kgです。公式の説明では、マウスを動かすスペースを確保しやすいコンパクトなスタンドベースを採用しています。

価格はフルHDモニターとしてかなり高い
税込179,000円は、フルHDのモニターとしてはかなり高い価格です。同じLGの有機ELモニター「27GX790B-B」(WQHD 540Hz)は、LG公式オンラインショップで119,800円(2026年10月3日時点のセール価格。表示上の通常価格は129,800円)で、本機より6万円近く安く買えます。
🆚 競合のゲーミングモニターと比較
500Hzを超えるゲーミングモニターと比べます。数値はメーカー公称値(XL2586X+は価格.comの製品情報)、価格は2026年10月3日時点です。
| 項目 | LG 25G590B-B | BenQ ZOWIE XL2586X+ | LG 27GX790B-B |
|---|---|---|---|
| サイズ | 24.5型 | 24.1型 | 26.5型 |
| パネル | IPS | TN | 有機EL |
| 解像度・最大リフレッシュレート | フルHD・1000Hz | フルHD・600Hz | WQHD・540Hz/HD・720Hz(デュアルモード) |
| 応答速度 | 1ms(GTG) | — | 0.02ms(GTG) |
| 残像低減 | MBR Pro | DyAc 2 | — |
| DisplayPort | 2.1(UHBR20) | 1.4 | 2.1 |
| 発売 | 2026年10月 | 2025年2月 | — |
| 価格 | 179,000円(LG公式) | 177,000円(価格.com最安) | 119,800円(LG公式・セール価格) |
※「—」は比較に使える公称値を確認できなかった項目です。
結局どれを選ぶか(用途別)
用途別のおすすめ
- フルHDのまま、いま最も高いリフレッシュレートがほしい → 本機
- ZOWIEの残像低減技術(DyAc 2)とeスポーツ向けの機能を重視する → BenQ ZOWIE XL2586X+。ただし発売から1年半以上経っている
- 競技FPSだけでなく画質も重視し、WQHDの有機ELがいい → LG 27GX790B-B。HDの720Hzモードも使える
600Hz級との差に見合うか
ZOWIE XL2586X+(600Hz)との価格差は、2026年10月3日時点で2,000円です(LG公式価格と価格.com最安の差、Gamingbeyaの計算値)。価格がほぼ同じなら、新しく、フルHDで1000Hzに対応する本機を選ぶ理由はあります。一方で、ZOWIEの操作系や残像低減に慣れている人は、乗り換えで得られるものと失うものを比べてから決めるのがおすすめです。
📝 メリット・デメリットのまとめ
- ✅フルHDのままネイティブ1000Hzで表示できる
- ✅HDMI・DisplayPortのどちらでも1000Hzに対応する
- ✅DisplayPort 2.1(UHBR20)に対応し、DPケーブルが付属する
- ✅1000Hzまで選べるMBR Proで、残像を減らせる
- ✅高さ・チルト・スイベルを調整できるスタンド
- ✅3年保証と無輝点保証3年(LG公式ストアなら最長5年に延長可能)
- ⚠️1000Hzを生かすには、ゲームで1000fps前後を出せるPCが必要
- ⚠️フルHD・IPSで179,000円と高価
- ⚠️コントラスト比1,000:1、輝度400cd/㎡で、有機ELほどの黒やHDRの明るさは期待しにくい
- ⚠️MBR Proの使用中は可変リフレッシュレートが無効になる
- ⚠️HDMIケーブルは付属しない
- ⚠️楽天市場・Yahoo!ショッピングでは本体の取り扱いが見つからない
👤 25G590B-Bをおすすめできる人・見送った方がいい人
- ✅競技FPSを、軽い設定で非常に高いフレームレートで遊んでいる
- ✅24.5型・フルHDの競技向けサイズで、最高のリフレッシュレートがほしい
- ✅すでに360〜500Hz級のモニターを使っていて、さらに上を試したい
- ✅高性能なGPUを持っている、またはそろえる予定がある
- ⚠️遊ぶゲームが何百fpsも出ない(→ 240〜360Hz級で十分なことが多い)
- ⚠️画質やHDRを重視する(→ LG 27GX790B-Bなどの有機EL)
- ⚠️WQHDや4Kの解像度で遊びたい
- ⚠️価格を抑えたい
❓ よくある質問
Q. 1000Hzで表示するには、どんなPCが必要ですか?
ゲームで1000fps前後を出せるPCが必要です。LGは社内検証で、AMD Radeon RX 7700 XTとNVIDIA GeForce RTX 5090を使い、一部のタイトルで「1000Hz@フルHD」を達成したと公表しています。ただし設定は公表されておらず、LGも再現を保証していません。
Q. HDMIでも1000Hzになりますか?
公式仕様では、HDMI・DisplayPortとも48〜1000Hzに対応しています。LGの社内検証でも、HDMI接続で1000Hzを達成したとされています。
Q. 解像度を下げて1000Hzにしているのですか?
いいえ。LGは、フルHD(1920×1080)のまま1000Hzで表示する「ネイティブ1000Hz」だと説明しています。
Q. 保証は何年ですか?
本体は3年保証で、液晶パネル・バックライトも含まれます。無輝点保証も3年です。LG会員がLG公式オンラインショップで購入して製品登録すると、保証を最長5年まで延長できます。
✅ まとめ:25G590B-Bは「1000fpsを出せる競技FPSプレイヤー」のためのモニター
本機は、フルHDのまま1000Hzで表示できる24.5型のゲーミングモニターです。競技FPSを軽い設定で遊び、ゲームで非常に高いフレームレートを出せる人には、いま選べる中で最もリフレッシュレートの高い選択肢になります。
反対に、ゲームが何百fpsも出ない環境や、画質を重視する人には、価格に見合う効果を得にくいモニターです。まず自分のPCで遊ぶゲームが何fps出ているかを確認してから選ぶのがおすすめです。
🛒 LG UltraGear AI 25G590B-B
フルHDのままネイティブ1000Hzで表示できる、LGの24.5型IPSゲーミングモニター。HDMI・DisplayPortのどちらでも1000Hzに対応します。
※2026年10月3日時点で、Amazon.co.jp(販売・出荷:LG ダイレクトショップ)の価格は179,000円で、在庫ありでした。楽天市場・Yahoo!ショッピングでは本記事の執筆時点で本体の取り扱いが見つからなかったため、Amazonのリンクのみ掲載しています。LG公式オンラインショップでも179,000円で販売されています(LG会員が購入して製品登録すると保証を最長5年まで延長)。最新の価格・在庫は販売ページで確認してください。


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