ApexやPUBGで、遠くの稜線にいる敵が数ドットの点にしか見えない。WQHDのモニターにしたいけれど、24型では文字やHUDが小さく感じる。普段から27型を使っていて、ゲームのためだけに画面を小さくしたくない。バトロワ用のモニター選びでは、解像度と画面サイズの両方で迷う人が多いはずです。
BenQのeスポーツブランドZOWIEの「XQ2766X」は、WQHD(2560×1440)・最大360Hzの27型ゲーミングモニターです。8月に発売された24.1型の「XQ2566X」と同じく、残像軽減技術「DyAc 3」とバトロワ向けのカラーフィルターを備え、画面サイズだけを27型に広げたモデルです。
2026年10月に国内で販売が始まり、BenQの直販価格は税込189,000円です。この記事では、兄弟機のXQ2566Xとどちらを選ぶべきか、27型・WQHDの有機ELモニター「INZONE M10S II」などとの違い、購入前の注意点をまとめます。
結論:XQ2766Xはこんな人向け
- 向く人:Apex Legends、PUBG、フォートナイトなどのバトロワ系FPSを、27型の大きさとWQHDの精細さで遊びたい人。ZOWIEのDyAcの見え方が好きな人
- 向かない人:画面全体を一目で見渡せる24型クラスを好む人。画質やHDRも重視する人。価格を抑えたい人
- 最大の強み:27型・WQHD・360Hzに、DyAc 3とリング際向けのカラーフィルターを組み合わせた
- 最大の注意点:19万円前後と高価で、同じ機能の24.1型XQ2566Xより約2.4万円高い
🔥 遠くの敵を、27型の大きさとWQHDで捉える
同じWQHDでも、27型は24.1型より画面の対角が約12%大きく、同じ距離から見れば遠くの敵や照準まわりも一回り大きく表示されます。そのうえで、ZOWIEのDyAc 3が振り向いたときの残像を抑え、カラーフィルターがリング際で敵の色が背景に溶け込むのを防ぎます。27型の大きさを手放さずに、バトロワ向けの機能をそろえたいならこのモデルです。
迷ったら:27型でバトロワを遊ぶならXQ2766X。画面全体の見渡しやすさと価格を優先するなら同じ機能の24.1型XQ2566X(Amazonで価格を見る)、画質も重視するならWQHD・540Hzの有機EL「INZONE M10S II」(Amazonで価格を見る
)を選びましょう。
ℹ️ 本記事は、ZOWIEの製品ページなどをもとにした仕様ベースの解説記事です(価格・在庫は2026年10月19日時点)。
📦 XQ2766Xの概要と販売状況
XQ2766Xは、ZOWIEがバトルロイヤル系FPS向けに展開する「XQシリーズ」の27型モデルです。これまでのZOWIEのモニター(XLシリーズ)はフルHDが中心でしたが、XQシリーズはWQHDに対応しています。8月19日に24.1型のXQ2566Xが先に発売され、27型の本機は10月に販売が始まりました。
パネル、解像度、リフレッシュレート、DyAc 3、カラーフィルター、ZOWIE Syncといった中身は、XQ2566Xと共通です。違いは画面サイズと、それに伴う本体の大きさ・重さ、価格です。

⚠️ 販売状況(2026年10月19日時点)
- BenQ直販:189,000円
- Amazon.co.jp:190,909円(販売・出荷:Amazon.co.jp)
- 楽天市場:BenQ公式店が190,733円
- Yahoo!ショッピング:24万円前後の出品のみ
Yahoo!ショッピングは直販より5万円ほど高い出品しか確認できなかったため、この記事ではAmazonと楽天市場のリンクを載せています。
📋 XQ2766Xの主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 画面サイズ | 27型(16:9) |
| 解像度 | 2560×1440(WQHD) |
| パネル | TN(Fast TN) |
| 最大リフレッシュレート | 360Hz(HDMI 2.1・DisplayPort 1.4) |
| 家庭用ゲーム機 | 2560×1440・120Hz(PS5/Xbox Series X|S、HDMI 2.1) |
| 輝度・コントラスト比 | 350cd/㎡(標準)・1000:1 |
| 画素ピッチ | 0.2319mm(約109ppi) |
| 残像軽減 | DyAc 3 |
| 主な機能 | カラーフィルター、Black eQualizer、Color Vibrance、VRR、ZOWIE Sync |
| 入力端子 | HDMI 2.1×3、DisplayPort 1.4×1、ヘッドホン出力 |
| スタンド | 高さ調整155mm、チルト下5°〜上35°、スイベル左右45°、VESA 100×100mm |
| サイズ・重量 | 幅634×高さ411.48〜566.5×奥行き198.13〜225.46mm、約8.0kg |
| 付属品 | S.Switch、アイシールド、DisplayPort 1.4ケーブル・HDMI 2.1ケーブル(各2m)、電源ケーブル |
| 保証 | 本体3年(パネル・バックライトは1年) |
| 価格 | 税込189,000円(BenQ直販) |
数値はZOWIEの製品ページの仕様表によります(保証はAmazonの商品ページの記載、ppiはGamingbeyaの計算値)。応答速度とスピーカーの記載はありません。

🖥️ 注目ポイント① 27型で、WQHDの遠くの敵が一回り大きく見える
WQHDにすると遠くの敵の輪郭ははっきりするのに、24型だと敵もHUDも小さく感じる。本機は、その「解像度は上げたいけれど画面は大きくしたい」人に向けたサイズです。画素数はXQ2566Xと同じWQHDのまま、画面の対角は約12%、面積は約1.26倍大きくなります(Gamingbeyaの計算値)。
たとえば、こんな場面で効きます。
- 遠くの稜線や建物の窓にいる敵が、24.1型より一回り大きく表示される
- WQHDでも文字やミニマップが小さくなりすぎず、27型で約109ppiの標準的な細かさで表示できる
- ゲーム以外の作業や動画でも、27型の広さをそのまま使える

WQHDの画素数はフルHDの約1.78倍で、遠くの敵の輪郭や細部をより細かく描けます。ZOWIEは、5対5の対戦FPSではリフレッシュレートが重視される一方、広いマップで敵を探すバトロワでは、滑らかさを保ったまま解像度を上げる効果が大きいと説明しています。360Hzの書き換え間隔は約2.78msです(Gamingbeyaの計算値)。
🎯 注目ポイント② 残像を抑えるDyAc 3
振り向いた瞬間に背景がにじみ、敵の輪郭を見失う。そうした場面に向けたのが、ZOWIE独自の残像軽減技術「DyAc」です。本機は最新の「DyAc 3」を搭載し、激しい視点移動でも残像を抑えるとされています。

ZOWIEは、DyAcを搭載したFast TNパネルは、ほかのパネルタイプより動きがクリアに見えると説明しています。大きな27型では視点移動のたびに動く範囲も広くなるため、残像の少なさを重視する人には意味のある機能です。なお、見え方の比較はメーカーの説明で、Gamingbeyaでは検証していません。
ZOWIE公式YouTube(ZOWIE Esports)の比較映像「Sharper and Clearer than No DyAc_APEX」。Apex Legendsの画面で、DyAcありとなしの見え方を並べたメーカー映像です。XQ2766Xの製品ページにも掲載されています。
🎨 注目ポイント③ リング際の敵を見やすくするカラーフィルター
安全地帯の境界で、リングの色に敵が溶け込んで見えにくい。本機には、そうしたバトロワ特有の場面に向けて新しく設計されたカラーフィルターがあります。プレイエリアの色による見えにくさを抑え、自然な色合いのまま敵を見つけやすくする機能です。

PUBG、Apex Legends、フォートナイト、Delta Forceに合わせたプリセットも用意されています。暗い場所を明るく見せる「Black eQualizer」や、色の鮮やかさを調整する「Color Vibrance」も使えます。
📱 注目ポイント④ ZOWIE SyncとS.Switchで、設定をすぐ呼び出せる
大会会場や友人の家でも、いつもの設定ですぐに遊びたい。そんな人に向けて、本機はスマートフォンのアプリ「ZOWIE Sync」に対応しています。モニターの設定をアプリから操作・保存でき、共有された設定やプロ選手の設定も取り込めます。
手元で設定を切り替えられる小型コントローラー「S.Switch」と、画面の左右に付ける遮光板(アイシールド)が付属します。モニターの角度の基準を示すGセンサーや、工業用ベアリングを使った高さ調整機構も備えています。

⚠️ 購入前に確認したい注意点
24.1型より画面全体を見渡しにくい
GAME Watchの記事によると、ZOWIEの担当者は競技FPSには画面全体を把握しやすい24.1型が最適と説明しています。一方で、27型から始める若いプレイヤーが増えているとも話しています。27型は同じ距離では視線を動かす範囲が広くなるので、ミニマップや体力表示まで一目で見たい人は、少し離れて置けるデスクの奥行きがあるかも確認しておきましょう。本体の幅は634mmで、XQ2566Xより約58mm広くなります(Gamingbeyaの計算値)。
WQHD・360fpsを出せるPCが必要
360Hzを生かすには、ゲーム側でも360fps前後が必要です。WQHDはフルHDより描画する画素が多いため、同じゲーム・同じ設定でもフレームレートは下がりやすくなります。今のPCでWQHDにしたときに何fps出るかを確認してから選ぶと、価格に見合う効果を得やすくなります。
TNパネルで、HDRや応答速度の記載はない
パネルはTNで、コントラスト比は1000:1、輝度は350cd/㎡です。HDRと応答速度は仕様表に記載がありません。映画やRPGを黒の締まりや色の美しさで楽しみたい人は、有機ELモニターと比べてから選ぶのがおすすめです。フリッカーフリーは「DyAc 3オフ時」と記載されています。
家庭用ゲーム機では120Hzまで
PS5やXbox Series X|Sでは、WQHD・120Hzまでの対応です(HDMI 2.1)。家庭用ゲーム機では360Hzは使えません。
パネル・バックライトの保証は1年
本体の保証は3年ですが、パネルとバックライトは1年です。
🆚 XQ2566X・INZONE M10S IIなどと比較
| 項目 | XQ2766X | XQ2566X | INZONE M10S II | MSI MAG 272QP QD-OLED X50 |
|---|---|---|---|---|
| Amazon価格(10/19) | 190,909円 | 166,473円 | 136,000円 | 79,800円 |
| 画面サイズ | 27型 | 24.1型 | 27型 | 26.5型 |
| パネル | TN(Fast TN) | TN(Fast TN) | 有機EL | 有機EL(QD-OLED) |
| 解像度・最大リフレッシュレート | WQHD・360Hz | WQHD・360Hz | WQHD・540Hz(フルHD時720Hz) | WQHD・500Hz |
| 残像軽減 | DyAc 3 | DyAc 3 | モーションブラーリダクション | — |
| 応答速度 | 記載なし | 記載なし | 0.02ms(GtG) | 0.03ms(GtG) |
| バトロワ向けカラーフィルター | あり | あり | — | — |
XQ2566Xの数値はZOWIEの製品ページ、INZONE M10S IIとMSI MAG 272QP QD-OLED X50の数値はAmazonの商品ページの記載によります(「—」は比較できる記載を確認できなかった項目)。Amazon価格はいずれも販売・出荷がAmazon.co.jpです。MSI MAG 272QP QD-OLED X50はAmazon限定モデルで、10月19日時点では発送まで1〜3週間とされていました。
結局どれを選ぶか
用途別のおすすめ
- バトロワを27型の大きさで、DyAc 3とカラーフィルター付きで遊びたい:XQ2766X
- 同じ機能で、画面全体の見渡しやすさと価格を優先したい:XQ2566X(Amazonで価格を見る
)
- 27型で、有機ELの画質とより高いリフレッシュレートが欲しい:INZONE M10S II(Amazonで価格を見る
)
- 予算を抑えて、WQHDの有機EL・500Hzを試したい:MSI MAG 272QP QD-OLED X50(Amazonで価格を見る
)
迷ったら、27型でバトロワを遊ぶと決めているならXQ2766Xを選びましょう。ZOWIEのモニターで、DyAc 3とリング際向けのカラーフィルターを27型でそろえたモデルは本機です。
価格差に見合うか
10月19日時点のAmazonでは、本機はXQ2566Xより24,436円高くなっていました(Gamingbeyaの計算値)。機能は同じなので、この差額は「27型の大きさ」に払う分です。普段から27型を使っていて、24型に小さくしたくない人なら払う価値があります。画面全体の見渡しやすさを優先するなら、XQ2566Xで十分です。
INZONE M10S IIは本機より54,909円安く、同じ27型・WQHDで540Hzの有機ELです(Gamingbeyaの計算値)。画質やリフレッシュレートの数字ではINZONE M10S IIが上で、本機を選ぶ理由はDyAc 3による残像の少なさとカラーフィルター、ZOWIEの操作系です。ZOWIEの見え方に慣れている人や、リング際の見やすさを重視する人に向いた選択です。
📝 メリット・デメリットのまとめ
- ✅27型・WQHDで、遠くの敵が24.1型より一回り大きく見える
- ✅最大360Hzと、残像を抑えるDyAc 3
- ✅リング際の敵を見やすくするカラーフィルターと4タイトルのプリセット
- ✅ZOWIE SyncとS.Switchで、設定をすぐ呼び出せる
- ✅本体3年保証
- ⚠️19万円前後と高価
- ⚠️24.1型より画面全体を見渡しにくい
- ⚠️TNパネルで、HDRや応答速度の記載はない
- ⚠️家庭用ゲーム機では120Hzまで
👤 XQ2766Xをおすすめできる人・見送った方がいい人
- ✅Apex Legends、PUBG、フォートナイトなどのバトロワ系FPSをよく遊ぶ
- ✅普段から27型を使っていて、ゲームのために画面を小さくしたくない
- ✅ZOWIEのDyAcの見え方が好き
- ✅WQHDで高いフレームレートを出せるPCを持っている
- ⚠️画面全体を一目で見渡したい、少しでも安くしたい(→ XQ2566X:Amazonで価格を見る
/楽天市場で価格を見る
/解説記事)
- ⚠️画質や有機ELの美しさも重視したい(→ INZONE M10S II:Amazonで価格を見る
)
- ⚠️予算を10万円以下に抑えたい(→ MSI MAG 272QP QD-OLED X50:Amazonで価格を見る
)
- ⚠️VALORANTやCS2で、解像度より最高のリフレッシュレートが欲しい(→ ZOWIE XL2586X+:Amazonで価格を見る
)
- ⚠️主にPS5などの家庭用ゲーム機で使う(120Hzまでのため、360Hzを生かせない)
❓ よくある質問
Q. XQ2566Xとの違いは?
画面サイズが27型(XQ2566Xは24.1型)で、本体が大きく重くなる点が違います。解像度、360Hz、DyAc 3、カラーフィルター、ZOWIE Syncなどの機能は共通です。10月19日時点のAmazonでは、本機が24,436円高くなっていました。
Q. 価格は?
BenQ直販の価格は税込189,000円です。10月19日時点では、Amazon.co.jpが190,909円、楽天市場のBenQ公式店が190,733円でした。
Q. PS5でも360Hzで使えますか?
使えません。PS5やXbox Series X|Sでは、WQHD・120Hzまでの対応です(HDMI 2.1接続)。
Q. 応答速度は?
仕様表に応答速度の記載はありません。
Q. スピーカーは付いていますか?
スピーカーの記載はなく、ヘッドホン出力端子があります。
Q. 保証期間は?
本体は3年保証です。ただし、パネル・バックライトは1年です。
✅ まとめ:27型でバトロワを戦いたい人のための、WQHD・360HzのZOWIE
XQ2766Xは、XQ2566Xと同じWQHD・360Hz、DyAc 3、リング際向けのカラーフィルター、ZOWIE Syncを、27型の画面で使えるゲーミングモニターです。同じ解像度のまま画面が大きくなるので、遠くの敵も一回り大きく表示されます。
24.1型より約2.4万円高く、WQHDで360fps前後を出せるPCも必要です。画質を重視するなら、有機ELのモデルも比べてみてください。
27型の大きさのまま、バトロワ向けのZOWIEで遠くの敵を捉えたいなら、XQ2766Xは買って損のない1台です。
🛒 BenQ ZOWIE XQ2766X
WQHD・最大360Hzの27型ゲーミングモニター。残像軽減技術DyAc 3と、バトロワ向けのカラーフィルター、ZOWIE Syncを搭載。
※2026年10月19日時点で、Amazon.co.jp(販売・出荷:Amazon.co.jp)の価格は190,909円、楽天市場のBenQ公式店は190,733円でした。価格は変動するため、購入前に各販売ページでご確認ください。


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