DJIから、小型ワイヤレスマイク「DJI Mic Mini 2S」が2026年8月4日に発売されました。トランスミッター(マイク本体)2台・レシーバー1台・充電ケースのセットは、DJIストアで税込27,720円です。
Mic Mini 2Sは、服に付けて使うピンマイクタイプのワイヤレスマイクです。前モデルのMic Mini 2にはなかった、マイク本体だけで録音できる内部収録と32bitフロート録音に対応し、ノイズキャンセリングはAIを使う方式になりました。レシーバーは最大4台のトランスミッターとつなげます。
この記事では、本機の機能を公式情報から整理し、Mic Mini 2や上位モデルのMic 3との違い、ゲーム実況や配信に使う前に確認したい点をまとめます。
結論:本機はこんな人向け
- 向く人:顔出しの実況・配信やVlogで、目立たない小型のマイクを使いたい人。2人で話す動画を撮る人。電波が途切れても音声を残したい人
- 向かない人:デスクで話すだけの配信が中心で、マイクを体に付ける必要がない人。タイムコードが必要な人
- 最大の強み:約12gのトランスミッターに、14.5GBの内部収録と32bitフロート録音を備える
- 最大の注意点:Mic Mini 2の同構成セットより1万円以上高い。マイクは無指向性
📦 DJI Mic Mini 2Sの概要と販売状況
Mic Mini 2Sは、DJIの小型ワイヤレスマイク「Mic Mini」シリーズの新モデルです。前モデルのMic Mini 2をベースに、内部収録、32bitフロート録音、AIノイズキャンセリング、最大4台のトランスミッター接続を加えています。
セットは3種類あります。2人で使える「2 TX + 1 RX + 充電ケース」、1人用の「1 TX + 1 RX」、スマートフォンにつなぐモバイルレシーバーが付いた「1 TX + 1 モバイル RX + 充電ケース」です。この記事では、PCやカメラにもつなげる標準レシーバーが付き、充電ケースも含まれる「2 TX + 1 RX + 充電ケース」を中心に扱います。
⚠️ 販売状況(2026年10月9日時点)
- DJIストア:2 TX + 1 RX + 充電ケース 27,720円、1 TX + 1 RX 14,300円、1 TX + 1 モバイル RX + 充電ケース 14,300円、トランスミッター単品 10,120円
- Amazon.co.jp:2 TX + 1 RX + 充電ケース 27,720円、在庫あり(販売・出荷:Amazon.co.jp)
- 楽天市場:DJI 楽天市場店で2 TX + 1 RX + 充電ケース 27,720円
- Yahoo!ショッピング:2 TX + 1 RX + 充電ケースが28,840円から
📋 DJI Mic Mini 2Sの主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| トランスミッターのサイズ・重量 | 28.58×28.04×13.52mm、約12g(フロントカバー込み、クリップとマグネットを除く) |
| レシーバーのサイズ・重量 | 46.50×29.61×19.32mm、約19g |
| 充電ケースのサイズ・重量 | 106.30×42.50×59.20mm、約160g |
| 指向性 | 無指向性 |
| 周波数特性 | 20Hz〜20kHz(ローカットオン時は100Hz〜20kHz) |
| 最大音圧レベル | 126dB SPL(THD 1%) |
| 等価ノイズ | 22dBA |
| 内部収録 | 約14.5GB、24bit/32bitフロート(WAV) |
| 最大伝送距離 | 400m(Mic Mini 2Sレシーバー使用時) |
| 駆動時間 | トランスミッター約11時間、レシーバー約10時間、充電ケース併用で最大40時間 |
| 充電時間 | トランスミッター・レシーバー約70分、充電ケース約2時間 |
| 接続 | 2.4GHz(レシーバー)、Bluetooth 6.0(スマートフォンへ直接) |
| レシーバーの出力 | 3.5mm TRS(アナログ)、USB-C(デジタル) |
| 価格(DJIストア) | 2 TX + 1 RX + 充電ケース:27,720円 |
| 発売日 | 2026年8月4日 |
公式FAQによると、レシーバーの3.5mm端子はカメラ向けのアナログ出力で、USB-Cポートやスマートフォンアダプター、ホットシューはデジタル信号を出力します。「2 TX + 1 RX + 充電ケース」には、カメラ用の3.5mmケーブル、USB-Cのスマートフォンアダプター、ウインドスクリーン2個、マグネット式フロントカバーなどが付属します。
💾 注目ポイント① 14.5GBの内部収録と32bitフロート録音
Mic Mini 2Sで一番大きな変化は、トランスミッターに約14.5GBのストレージが入ったことです。24bitで最大28時間、32bitフロートで最大22時間の音声をマイク本体に録音できます。レシーバーとの電波が途切れても本体側に音声が残るため、録り直しのきかない撮影で予備の音声として使えます。

32bitフロート録音は、録音時の音量設定に失敗しても、後から音量を調整しやすい形式です。大きな声で音が割れたり、小さな声が埋もれたりした場合でも、編集で補正できる余地が広がります。ただし公式では、効果の範囲はマイク自体の物理的な特性に左右されるとしています。32bitフロートの内部収録は初期状態ではオフで、DJI Mimoアプリから有効にします。
録音ファイルは30分ごとにWAV形式で保存されます。トランスミッターを充電ケースに入れてケースをPCにつなぐと、最大約34MB/sでデータを取り出せます。公式サイトでは、24bitで30分の音声を約8秒で転送できるとしています。
🔇 注目ポイント② 2段階のAIノイズキャンセリングと音声の調整機能
ノイズキャンセリングは、DJIの独自AIモデルを使う方式になりました。レベルは「強」と「ベーシック」の2段階で、公式サイトでは、ベーシックは静かな屋内向けで、ファンやエアコンの音、反響を抑えるとしています。強は騒がしい場所向けです。初期状態ではオフになっていて、トランスミッターの電源ボタンを2回押すとオン・オフを切り替えられます。
このほか、声の聞こえ方を変える3種類の音声トーンプリセット(レギュラー、リッチ、ブライト)と、2種類のアダプティブゲインコントロールを使えます。アダプティブゲインコントロールは、急に大きな音が入ったときに音量を下げる「クリッピングコントロール」と、入力に合わせて音量を整える「ラウドネスバランス」です。公式サイトでは、ラウドネスバランスをインタビューやライブ配信向けとしています。
マイクの指向性は無指向性です。周りの音も拾いやすい特性なので、キーボードの打鍵音などが気になる環境では、ノイズキャンセリングの設定やマイクの付け方で調整することになります。
🎙️ 注目ポイント③ 最大4台のトランスミッターを1台のレシーバーに
Mic Mini 2Sのレシーバーは、最大4台のトランスミッターと同時につなげます。Mic Mini 2は2台まででした。Mic MiniやMic Mini 2のトランスミッターとも組み合わせられるため、前のモデルを持っている人は手持ちのマイクを足して使えます。4台で使うには、セットとは別にトランスミッターを買う必要があります。

録音モードはモノラル、ステレオ、クアドラフォニックの3つです。クアドラフォニックモードでは4台の音声を別々のチャンネルで出力でき、USBでつないだ対応PCソフトや、別売のカメラアダプターを使ったソニー製カメラで利用できます。3.5mm端子からの出力は、クアドラフォニックモードでもステレオのままです。
複数人での実況やトーク配信で、話す人ごとの音声を後から別々に調整したい場合に役立つ機能です。
🔌 注目ポイント④ PC・スマホ・カメラにつながる接続性
レシーバーは、3.5mmケーブルでカメラに、USB-Cやスマートフォンアダプターでスマートフォンにつなげます。公式FAQでは、USB経由でPCにつなぐ使い方も案内されています。PCでゲーム実況を録る場合は、レシーバーをPCにつなぐ形が基本になります。
トランスミッターはBluetooth 6.0で、スマートフォンにレシーバーなしで直接つなぐこともできます。ただし、この接続ではスマートフォン純正のカメラアプリでの録音には対応せず、使えるのは他社製のアプリです。ライブ配信アプリで使えるかどうかは、アプリやOSとの相性によると公式FAQに書かれています。
DJIのOsmo Pocket 4P、Osmo 360、Osmo Nano、Osmo Action 6とは、レシーバーを使わずに直接つながります(OsmoAudio)。DJIのカメラで撮影している人なら、機材を減らせます。
⚠️ 購入前に確認したい注意点
Mic Mini 2より1万円以上高い
Amazonでの2026年10月9日時点の価格は、Mic Mini 2Sの「2 TX + 1 RX + 充電ケース」が27,720円、Mic Mini 2の同じ構成(標準レシーバー付き)が14,520円です。差額は13,200円です(Gamingbeyaの計算値)。内部収録や4台接続を使わないなら、Mic Mini 2でも足りる場合があります。
駆動時間はMic Mini 2より短い
公式の比較表では、Mic Mini 2Sの駆動時間はトランスミッター約11時間、レシーバー約10時間、充電ケース併用で最大40時間です。Mic Mini 2はそれぞれ約11.5時間、約10.5時間、最大48時間で、Mic Mini 2Sのほうが少し短くなっています。
タイムコードには非対応
タイムコードは、複数のカメラと音声の時間を合わせるための機能です。Mic Mini 2Sは対応しておらず、必要な場合は上位モデルのMic 3が候補になります。
ゲーム機への接続は公式に記載がない
公式に案内されている接続先は、カメラ、スマートフォン、タブレット、PC、DJIのOsmoシリーズです。PS5やNintendo Switch 2などのゲーム機に直接つなげるかどうかは、公式情報では確認できませんでした。ゲーム機の画面を配信する場合は、マイクの音声をPC側に取り込む構成を前提に考えるのが無難です。
🆚 Mic Mini 2・Mic 3と比較
同じDJIのワイヤレスマイクで、前モデルのMic Mini 2と上位モデルのMic 3と比べます。
| 項目 | Mic Mini 2S | Mic Mini 2 | Mic 3 |
|---|---|---|---|
| Amazon価格(2 TX + 1 RX + 充電ケース、10月9日時点) | 27,720円 | 14,520円 | 43,890円 |
| トランスミッター重量 | 約12g | 約11g | 約12.5g |
| 内部収録 | 約14.5GB、24bit/32bitフロート | なし | 約27.9GB、24bit/32bitフロート |
| ノイズキャンセリング | 2段階AI | 2段階 | 2段階 |
| 接続できるトランスミッター | 最大4台 | 最大2台 | 最大4台 |
| 駆動時間(充電ケース併用) | 最大40時間 | 最大48時間 | 最大28時間 |
| タイムコード | なし | なし | あり |
結局どれを選ぶか
用途別のおすすめ
- 小型のマイクで、内部収録の安心感がほしい:Mic Mini 2S
- 価格を抑えて、配信や動画の音声を良くしたい:Mic Mini 2
- タイムコードやレシーバーのタッチ画面操作が必要:Mic 3
価格差に見合うか
Mic Mini 2Sは、Mic Mini 2との13,200円の差(Gamingbeyaの計算値)で、内部収録、32bitフロート録音、AIノイズキャンセリング、4台接続が加わります。電波が途切れても音を残したい人や、3〜4人での収録を考えている人には差額の意味があります。
一方、Mic 3と比べると16,170円安く(Gamingbeyaの計算値)、内部収録と4台接続はMic 3と同じく使えます。レシーバーのタッチ画面やタイムコードが不要なら、Mic Mini 2Sで十分なケースが多いでしょう。
📝 メリット・デメリットのまとめ
- ✅約12gの小型トランスミッターに、14.5GBの内部収録を搭載
- ✅32bitフロート録音で、録音レベルの失敗を後から補正しやすい
- ✅2段階のAIノイズキャンセリングと3種類の音声トーンプリセット
- ✅1台のレシーバーに最大4台のトランスミッターをつなげる
- ✅Mic Mini・Mic Mini 2のトランスミッターとも組み合わせられる
- ✅充電ケースでPCに音声データを高速転送できる
- ⚠️Mic Mini 2の同構成より13,200円高い(Amazon、10月9日時点)
- ⚠️駆動時間はMic Mini 2より少し短い
- ⚠️タイムコードに非対応
- ⚠️マイクは無指向性で、周りの音も拾いやすい
- ⚠️ゲーム機への直接接続は公式に記載がない
👤 DJI Mic Mini 2Sをおすすめできる人・見送った方がいい人
- ✅顔出しの実況・配信やVlogで、目立たないマイクを使いたい
- ✅2人以上で話す動画や配信を撮る
- ✅電波が途切れたときの予備の音声を残したい
- ✅Mic MiniやMic Mini 2を持っていて、マイクを買い足したい
- ⚠️デスクで話すだけで、マイクを体に付ける必要がない
- ⚠️価格を最優先にしたい(→ Mic Mini 2)
- ⚠️タイムコードが必要(→ Mic 3)
- ⚠️ゲーム機に直接つないで使いたい
❓ よくある質問
Q. 発売日と価格は?
2026年8月4日に発売されました。DJIストアでの価格は、2 TX + 1 RX + 充電ケースが27,720円、1 TX + 1 RXと1 TX + 1 モバイル RX + 充電ケースが14,300円です。
Q. PCにつないでゲーム実況に使えますか?
公式FAQでは、レシーバーをUSB経由でPCにつなぐ使い方が案内されています。レシーバーのUSB-Cポートはデジタル信号を出力します。
Q. Mic Mini 2との違いは?
公式FAQによると、主な違いは内部収録と32bitフロート録音への対応、最大4台のトランスミッター接続、AIを使ったノイズキャンセリングです。
Q. Mic Mini 2のトランスミッターと一緒に使えますか?
使えます。Mic Mini 2Sのレシーバーは、Mic Mini・Mic Mini 2・Mic Mini 2Sのトランスミッターを組み合わせて、最大4台までつなげます。
✅ まとめ:DJI Mic Mini 2Sは「小型マイクで音声を確実に残したい人」向け
Mic Mini 2Sは、約12gのトランスミッターに14.5GBの内部収録と32bitフロート録音を加えたワイヤレスマイクです。AIノイズキャンセリングや最大4台の接続にも対応し、配信やVlog、複数人でのトーク収録に使いやすくなりました。
一方で、価格はMic Mini 2の同構成より1万円以上高く、駆動時間は少し短くなっています。内部収録や4台接続を使う予定があるならMic Mini 2S、価格を抑えたいならMic Mini 2を選ぶとよいでしょう。
🛒 DJI Mic Mini 2S(2 TX + 1 RX + 充電ケース)
約12gのトランスミッター2台に、14.5GBの内部収録と32bitフロート録音、2段階のAIノイズキャンセリングを搭載したワイヤレスマイク。標準レシーバーと充電ケースが付属します。
※2026年10月9日時点で、Amazon.co.jp(販売・出荷:Amazon.co.jp)の価格は27,720円で、在庫ありでした。楽天市場・Yahoo!ショッピングは検索結果へのリンクで、DJI 楽天市場店では27,720円、Yahoo!ショッピングでは28,840円から販売されています。DJIストアでの価格は27,720円です。最新の価格・在庫は販売ページで確認してください。


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